離島の郵便局訪問記

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zoom RSS ■その175[東京都・御蔵島(みくらじま)] 2004-06-14

<<   作成日時 : 2005/12/12 05:32   >>

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御蔵島への渡島を敬遠してきた理由はただ一つ。東海汽船の大型客船の抜港が多いのだ。「島」に郵便局がある限り渡島する。しかし、御蔵島抜港のことを考えると躊躇してしまう。そう思いつつも未訪の離島は10島を切った。

東海汽船のWEBサイトでは、「本日の運航状況」にて伊豆七島各島への船舶の運航状況を知らせている。これは非常に親切な情報だ。しかしながら、御蔵島行きは出航前から☆印が付いている。☆印は条件付出航を意味する。

「出航はいたしますが、現地の海上・港内状況によっては、接岸できずにその次の島へ到着するか、または途中引き返す場合があるという条件のもとでの出航」という説明がある。正直行ってみなけりゃ分からないということだ。

条件付出航とは言え、結果的に運航状況に○印が付くこともある。○印は就航したことを意味する。一か八かの賭けだが、御蔵島への渡島を決意した。まずは、金券ショップで東海汽船の株主優待券を購入することから始めた。

株主優待券は各金券ショップ、及び時期にもよるが、おおよそ600円から1000円の間で販売されている。たったこれだけの負担で東海汽船の全ての等級の運賃が夏季を除いて半額になるのだから利用しない手はない。

前日の6月13日は仕事を終えた後、JRで浜松町駅へ向かい、竹芝桟橋まで歩いた。竹芝客船ターミナルには、インターネットを通じて知り合った7さん、Yaさん、Tさんがいた。3人は神津島式根島利島の郵便局めぐりをするそうだ。

彼らの便は神津島へ向けて22時に出航した。私が乗船した八丈島行きの「さるびあ丸」は30分後に出航した。御蔵島へは条件付就航だ。船内に入ってから、乗員に御蔵島への寄港を確認したが、全ては神のみぞ知るであった。

今回の船室の特2等は寝台であり、個人のプライバシーをある程度確保出来る。そして、何時の間にか眠りについた。翌朝6時前に放送が入り、御蔵島に寄港する旨案内された。条件付就航という呪縛を解かれ、この瞬間ホッとした。

しかしながら、「さるびあ丸」が御蔵島に近づくにつれ唖然とした。御蔵島港には湾が無く桟橋が海に突き出ているのだ。これでは波が高ければ、高くなるほど船は接岸出来ない。御蔵島が条件付就航になる理由が分かった。

そういう意味で、御蔵島に「さるびあ丸」が接岸出来たことは喜ばしい。さて、御蔵島の集落に向かうわけだが、下船した多くの客は民宿の車に乗っていく。私は昼過ぎの「さるびあ丸」で帰るので、民宿とは無縁だ。

そして、集落は坂を上っていく。歩き始めて少しした後、島民の方が声をかけてきて車に乗せていただいた。上り坂を歩くには厳しいことが車に乗って良く分かった。ほんの僅かな時間乗車して、ふれあい広場で降ろしていただいた。

ふれあい広場はあづまやがあり、トイレもある。そして、曇ってはいるが三宅島の全景を見ることが出来る絶好の休憩所であった。ベンチに座り、持参した朝食を食べた。三宅島に全ての島民が帰島出来るのは何時の日かと思った。

時間にしてまだ7時にはなっていない。持参したエコー葉書20数枚に友人へのコメントを書いた。そして、9時になり、御蔵島郵便局へ向かって歩いた。まずは100円貯金をして、葉書に風景印を押して差し出しをお願いした。

その後、小学校、御蔵島村役場、ヘリポート等を見て、ふれあい広場に戻った。この日は風はあるものの、やはり歩くと暑い日だった。梅雨時とは言え雨が降らないことは幸いだ。それでも暑い。暑い。暑い。じっとしているに限ると思った。

御蔵島は自然の宝庫であり、事前の準備があれば民宿に一泊してガイドを頼んで山に入ったり、イルカウォッチングを楽しめたかもしれない。残念ではあるが仕事の都合で、もう一日多く休むことは出来なかった。

それでも、ふれあい広場から三宅島を見ているだけでも充分だった。都心では見かけない小鳥がふれあい広場の柵に止まって休んでいた。心が和む。時がゆっくりと過ぎていった。仕事のことを忘れて、何も考えない時間が生まれた。

そこへヘルメットを被った作業着姿の中年男性が現われた。御蔵島で働いているそうだが、三宅島出身の方だ。「御蔵島の水は最高だ」と勧めてくれた。男性は飲み干したペットボトルに水を何回も入れて飲んでいるそうだ。

12時になり島内放送が流れた。竹芝へ戻る「さるびあ丸」の御蔵島就航が決まった旨を知らせる放送だ。これで往復共に「さるびあ丸」は御蔵島就航となった。往き、若しくは帰りの便のみが御蔵島に就航することもある。

当然のことながら、往復共に御蔵島に就航せず抜港となることもある。「さるびあ丸」が接岸して、2等船室に入った。御蔵島を出航して暫くはデッキにて御蔵島の姿を目に焼きつけた。御蔵島が視界から薄れ今度は三宅島に目を向けた。

その後、船室で体を休めたが、東京湾に「さるびあ丸」が入って行く頃に再びデッキに出た。多くの船舶の行き交う姿を見つめた。竹芝に近づくにつれ、夜空に飛行機が飛び交う姿が数分間隔で目に入った。羽田空港に近くなった。

尚、前夜に竹芝桟橋で会った、神津島、式根島、利島の郵便局めぐりに向かった前述の3人は神津島から折り返しの東海汽船「かめりあ丸」で式根島へ。さらに、神新汽船で利島へ渡り、東海汽船のジェットフォイルで竹芝へ戻った。

この日は御蔵島と並んで抜港が多い利島も抜港にならないほどの天候だったのだ。御蔵島から大島を経由してヘリコプターで利島へ渡り、利島郵便局を訪問することも出来たが、それはあくまでも結果論に過ぎない。

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